2014年10月15日水曜日

57:情報は加工せよ!

モノの製造のプロセスを非常に簡単に概略すると、「原材料」が「加工」を通じて「完成品」になる、という流れでしょう。
この際、原材料の品質・加工方法の標準化・完成品のチェック……これらがなければ市場での信頼を得ることはできないでしょう。


この製造プロセスと、考え・結論を下すプロセスとを比較するとおもしろいことに気が付くので、今回は短くそれについて。



製造における「原材料」は、思考では「諸情報」にあたるでしょう。

「完成品」にあたる「結論」を出すためには、この「諸情報」を「加工」しなければならない……ということがこの比較の図式から見えてきます。




完成品=結論の品質は、この情報の加工のレベルに影響されることは言うまでもありません。

製造のプロセスでは、先ほども述べたように、この加工を標準化して品質を維持をしています。
同様に、判断業務をする場合にも、材料となる諸情報、つまり事実関係や諸意見・仮説の品質を確かめたうえで、「理性的に」加工することが、良い結論に結びつくのではないでしょうか。

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