2017年9月20日水曜日

278:大きな目標を持つこと

以前の記事で引いたJFKのスピーチを別の視点で考えると、どのような発想が見えてくるだろうか。
国連の安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁を見ても、国際社会が連携して相手国、すなわち北朝鮮を封じ込めようという意図が当然のことながら強く見られる。
しかし、夢のような話ではあるが、北朝鮮を同じ土俵に乗せて協力し、東アジアの安定のために共同で何かできることはないか、という発想を私は持ってしまう。

実際の外交問題は素人にはわからない複雑な要素があることは認識した上で、より大きな目的のために、敵対している社会や国といった当事者が共同の目標を持つという次元の論議があってもいいのではないかと思う。

経済協力といった次元の話ではなく、地域社会や、広く言えば世界社会で、ひとびとの生命と財産に脅威を与えるような状況をつくらないようにどのようなことができるかを考えていく必要がある。
相手国に何を要求するのかではなく(例えばこの文脈では核開発をしないようにという北朝鮮への要求)、相互に共同で何ができるのかということを考えたい。

夢のようなことを語っていると思われるかもしれないが、しかしこのような大きな目標を持つことは、非常に重要なことでもあると思う。

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