2018年6月6日水曜日

309:コンセプチュアル・スキルとは その2

「統括部長は管理会議の方法を改善しなければならないと感じている。というのは、現状は会議にまとまりがなく、とりわけ口数の多いメンバーが支配しがちで、実質的にあまり成果が得られないまま多くの時間を費やしている状態である。
このような状況で、取り組むべき課題を明らかにしていく上で、最も論理的な手順を表しているものを選びなさい。」

①優先度を決定する。
②問題、関心事、課題を挙げる。
③問題解決のためのプロセスを決める。
④状況分析の範囲を限定する。
⑤全体像を見直す。
⑥複雑な問題を分析できるレベルまで細分化する。

(A)①→③→⑤→④→②→⑥
(B)④→②→⑥→①→③→⑤
(C)④→③→⑥→②→①→⑤
(D)⑤→⑥→②→③→①→④









妥当な回答は(B)である。

当該状況は「状況分析」の問題である。
まず、「決定分析」の際と同様、分析の範囲を明確にし、その範囲内の問題点を列挙する。
(この「列挙」の際には、過剰な説明をしない、優先順位に関わる討議をしない、内容の優劣を論じない、ということが大事である。つまり、ここでは、問題点の洗い出しに注力するということである。)
大きな問題は、処理しやすい部分に分解し、優先順位を決め、各々の課題へのソリューションに至る考え方の工程、プロセスを確立し、最終的に全体像を確認する。

問いのフローは、以下のようになるであろう。
・何の状況分析をするのか。
・諸問題・諸課題は何か。
・大きな問題を分解・分離するとどうなるか。
・優先順位をどうするか。

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