このことは、十分な成果を出していると思います。相互のコミュニケーションが促進されたり、相手に対する思いやりが生まれたり、他人の苦しみが理解できたりなどが成果でしょう。
それらを踏まえて次のステップをどうするかが、今問われているのではないでしょうか。そこで、必要なことは、「行動を起こすこと」です。それは、自身のスキルの向上であったり、見聞を広めることであったり、または社会奉仕であったり、さまざまな行動が考えられます。それらの中から自分で選択をするのですが、その行動を成功に導くためにどのような発想をしたらよいでしょうか。
ここで述べる発想の原点は、私の中学時代の恩師である米国人教師が話したことです。そのタイトルは「人間が最も人間らしく生きるための5つの条件」でした。それを皆さんにご披露します。
1.目的(Purpose)
どんな行動でも「何を目的にするか」ということを明確にする必要があります。そこで、初めてどのように行動していくかの計画が作れるのではないでしょうか。
2.見通し(Perspective)
その計画が自分にとって現実的であるかどうかの見極めをすること。現実的でなければハードルを下げることも必要でしょう。
3.成長の確認(Increasing Skill)
自分の行動が目的に向かって進歩しているかどうかの確認が必要になります。
4.歓び(Joy)
この歓びはHappinessとは若干ニュアンスが違います。それは自分の努力によって勝ち得た時の歓びです。ですから、苦しい中にも歓びがあるという気持ちを持つことが大切なのでしょう。それは、最終的な目的があるから乗り越えられるのです。
5.帰属本能(Sense of Belonging)
色々な活動の中で仲間ができるはずです。それは集団になります。その集団の一員であるという自覚が仲間の信頼を得ることにつながるのでしょうか。
これらの5条件の中で、最も重要なのが行動を起こす場合のその目的が何であるかを具体的に見極めることではないでしょうか。この目的があれば、迷いが生じた時に軌道修正をすることが可能になるからです。
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