2016年2月25日木曜日

170:永田町の修身教育

最近の報道を見ていると、日本人のよい特性として、「思いやり」「やさしさ」「親切」といった社会生活におけるひとびとの気づかいにかかわることばが多いように思う。
これは日本人の美徳として大いに評価される。


ところで、以前永田町で、日本の教育において、「修身」「道徳」を復活するべしという議論がさかんになされた。
しかし、この声は最近まったく聞こえてこない。
それどころか、社会を活性化し、正しい方向にもっていくために不可欠といっても過言ではない「正義」「公平」「公正」「良識」「尊厳」「正直さ」「誠実さ」「敬い(Respect)」「勇気」といった表現がまったく見られない。
社会が自己革新をし、前進をするときにやさしさや思いやりだけがそのドライビング・フォース(駆動力)にはなりえない。
若者が未来の日本をつくっていくのには、こういった考えが必ず必要であるのではないか、と思うのだ。


古い人間の発想として葬るなかれ。

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