2016年11月9日水曜日

225:ローカルな小噺とグローバルな小噺 その2

前回の「その1」での「子供の将来は政治家だ」というジョークは、ある場所で披露したことがあったので、そのときのことについて簡単に書きたいと思う。


あるパーティで、わたしは米国人の友人と談笑していた。
お互いたのしく酒を飲んでおり、やがてジョークの披露合戦のような会話になっていった。
そこで私は上の「悪ガキ」のジョークを披露しはじめた。
途中までいったところで、酔った頭で大変なことに気が付いた。


彼は政治家だったのである。


結局しどろもどろになりながら話をうやむやにしてしまい、その場で「落ち」を披露することはなかった。
しかし数年の後、彼に再開した際、ふとそのときのことについて、実はこういうことだったんだ、と「落ち」も含めて告白してみたのだった。
怒られるだろうか、という思いもあったが、彼はむしろ笑いながら「どうしてその時に最後の落ちまで堂々と言わなかったんだ!」と予想外の文句までつけてくるのだった。


政治家にこれくらいのゆとりがあるというのは意外にも大事なことかもしれない。
もしこの相手が日本人の政治家だったら、上のような反応は期待できないだろう。
日本人の政治家にも、ゆとりと機転を持っていただきたいものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿