この伴先生の「平和の仕事」という平成11年にまとめられた講演録の一部を引用させていただく。
アメリカに「アメリカさん、ちょっと待ちなされ」と言ってアメリカが耳を傾けるような助言者、たまには指南役に日本はなろうや、というのが私のナンバー・ツー論なのです。(略)
それにはやっぱりですね、平和の仕事の方でもしっかりやらんといきません。厳しい局面になると逃げ回って、「血を流す役はよその国でやってくれ」みたいな、身勝手なことを言いよったら、そんな日本の言うことにアメリカが耳を傾ける筈がありません。
もう一つは見識が無けりゃいきません。
アメリカが一目置くような見識を日本が持ち備えるようになるということは、国家百年の計と言える大目標です。素晴らしい若者の夢にもなり得ましょう。いい大学とかいい会社、そんな次元でしか目標を立てられないようなことでどうなりますか。日本は維新この方、有色人種の先頭を切ってきた国ではありませんか。
17年前の伴先生の言葉が、いまだ今日的な意味を持つことに驚かされる。
世界社会に対する日本の役割を、たとえば今日の若者たちにも考えてほしいものだと思う。
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