2016年3月12日土曜日

173:稀に見るすばらしい判断

元「なでしこジャパン」の澤選手が、自民党の出馬要請を断った、と報道された。
私は、この報道を、ふたつの観点から考えてみた。


ひとつは、どのような事情や背景があったにせよ、自民党の要請を断ったことは、まことに見識の高い判断であったと考えて良いということだ。
知名度が高いだけでは国を経営する資格が十分とは言えないと思う。
ポピュリズムで推薦された議員が国政でどの程度の貢献をしたか。
近年では柔道の谷元選手の例があるが、どうだろう。


ふたつ目は、政党が推薦する議員候補の選定条件をどのように考えているのか。
単に知名度が高いだけで人選をしているのであれば、国会そのものが機能しなくなる心配がある。
民主主義は、単なる数合わせでないことを当事者も国民もよく認識しながら、このような現象が起きる背景をしっかりと分析してもらいたい。


要は、候補者がどのような仕事をしてきたかという実績や、どのような政治信条を持っているかということを根拠に国民が選挙をするのである。

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