2014年6月12日木曜日

39:「それ、大丈夫だね?」と言わないこと!

社会生活やビジネスにおいて、何か新しいことをするときに、それを相談されたり許可を与える立場の人間がよく言ってしまうことばに「それ、大丈夫だね?」というものがあります。
このことばに対して「大丈夫ではないです、だめです」と答える人間はそういないでしょう。
多少のリスクはあっても「大丈夫です」と言ってしまうのが人情というものです。


ツメが甘い計画が上がってきたときに、「それ、大丈夫だね」と問うほど危険なことはありません。
「甘い計画」とは、実施時に不具合が起きる可能性が高い。にもかかわらず上のような聞き方で済ましてしまうことは、重大な損害につながることになるのです。


ではどうしたらいいのでしょうか?


実は、いとも簡単な問いかけで解決できてしまいます。
それは、「この計画のヤバいところはどこだ?」「どのような問題が起こりうるか?」「それに対する処理は考えてあるか?」の3つです。


続けて読んでくださった方は気づいておられるでしょうが、これはひとつ前の記事の「ドロナワの教訓」と深く関連していることです。
起こりうるリスクへの対応策を事前に用意しておくこと。これは非常に重要なことだ、と私は強調したいのです。

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