2015年5月9日土曜日

105:国益か公益か

どこの国でもそうでしょうが、自国民の利益・財産を守ることを「国益」と理解しているでしょう。
しかし私がわからないのは、「国益」と言う一方で、「世界平和」ということを同様にどこの国も言っていることです。
このことはもちろん、大変結構なことだと考えます。


しかしこれらは、時として対立する概念ではないでしょうか?
現実に、「公益(世界平和・紛争解決など)」のために「国益」が犠牲になっている事象は多く存在するでしょう。
このあたりの関係を識者にもっと研究してもらいたいと思うのです。
ただ言うまでもなく、これからは「公益」が優先する時代に向かっていることは間違いないでしょう。


集団的自衛権についての法整備をせずに、つまり国会での支持を得ないまま、安倍総理は閣議決定を行い、米国でのスピーチで公約を行った、という報道に関して、民主・共産党などは強く批判しています。
確かに問題はあるのでしょうが、「国益」よりも「公益」が重要となる今、この法案はぜひ通すべきではないか、と私は思うのですが、間違っているでしょうか。

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