2015年12月2日水曜日

154:立会演説会

立会演説会
選挙運動の一方法で,公職の候補者が一堂に会して行われる演説会。公職選挙法は,衆議院議員参議院(地方選出)議員および都道府県知事の選挙については公営立会演説会を行うことを義務づけていたが,聴衆の数の減少等の事情により,1983年の法改正で廃止された。


上記はインターネット辞典、マイペディアからの引用である。
聴衆の数の減少が演説会の廃止の原因のひとつとされているが、今日ほど立会演説会の復活が望まれている時はないのではないかと思う。
選挙区別に、立候補者が選挙民の前で自身の主義・主張や政治信条を堂々と討議する場面があってこそ、選挙民は主体的な判断により候補者を選ぶことができるのではないだろうか。


テレビ・ラジオによる所信表明演説の影が薄くなってきている。
国政選挙において、都市部の有権者が支持政党を持たず、またこれが持続しているという現象もある。
この無党派の選挙民を選挙に参画させることが、健全な民主主義が機能するひとつの条件となるのではないかと思う。
そのためには、1983年に廃止された立会演説会を、この際復活させてもらいたい。
仕事を持った人が参加できるような時間帯や場所を選べば、会場がいっぱいになるのではないかと思う。
また有権者も、万障を繰り合わせて、自分が政治判断を委託しようとしている人間を選ぶのだという責任感を持ちたいものだ。

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