2014年4月7日月曜日

18:「就職」と''job''

いつの時代においても、若者にとって就職は大きな関心事でしょう。
実は、この就職という単語は、英語に一語で置き換えることができない、つまり英語に「就職」という概念そのものは存在しないのです。
日本以外では、「就職」にあたるものは「jobを確保する」ことであり、組織に属し、身分を保証してもらう、といった考えは薄いようです。
ちなみに、''job''の定義を調べてみると''a piece of work(workの一部)''であり、''work''は様々な意味がありますが、例えば''bodily or mental effort exerted to do or make something(何かをする、あるいはつくりだすために投入される肉体的・精神的な努力)''などとあります。


今の若い学生にとって、就職がいかに重要で、難しいものかは理解しています。しかし、''job''という切り口で、単に組織に属することではなく、自分自身がどのようなresults(成果)や影響を周囲に与えるか、という面を考えてみてもよいのではないかと思います。この成果や影響は、その大小が問題なのではありません。
組織に入る、就職することを考えるのはスタートではありません。自分が何をしたいのか、どのような成果や影響を相手に与えたいのか、というところから考えるのがよいのではないかと思うのです。
''work''するのが目的であり、就職はその手段でしかない……と思うのですが、若い読者のみなさんはどう思われるでしょうか?

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