2016年1月27日水曜日

166:知的エンゲル係数

エンゲル係数という言葉がある。
これは家計の総支出に占める飲食費割合のことであるが、今回は、この言葉を「知的エンゲル係数」という言葉に変えてみて、これについて少し書きたい。


最近、テレビ番組を観なくなったひとたちが多くなったように思われる。
その背景は我々視聴者も考える必要があるだろう。


一般的な表現をすれば、「低俗」と言われるような番組があまりにも多いからなのだろう。
その「低俗」の内容を私なりに分類すると、「コントロールされた観衆付き雑談」「覗き(有名人の自宅・温泉など)」「クイズ」などになる。


ところで、料理番組など食に関する番組がやたら多いと思うのは私だけだろうか。
外国でも確かにこういった番組はあるが、ほとんど平日の午後、対象は主婦としたものである。
日本の食文化を大切にするのは結構なことであるが、エンゲル係数という切り口で観察すると、ゴールデンタイムにもかかわらず、テレビ番組における「知的エンゲル係数」ばかりが増加しているように思えるのは私だけだろうか。

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