2015年4月22日水曜日

100:人間の人生は問題解決の連続である その4

最後になりますが、⑤の内容です。

これまで発生している問題のタイプ別の対処について解説してきました。
確認すると、①分析的なアプローチがなくても話合いで解決してしまう問題 ②まずいことが起きた時の原因を究明し、対策を打つ状況 ③あるテーマに対して最適な方法を選定する状況 ④計画を実施する際にその成功の確率を高めるためのあらかじめの対策 ということでした。

残った領域がひとつあります。
それは、複雑に錯綜する状況下で問題の本質を押さえ、優先順位を付け、どのような結論を出すか、という判断についてです。

これもやはり、質問形を用いて解説したいと思います。

  • 「どの範囲・どの対象に絞って問題解決をしようとするのか」
  • 「この領域に存在する諸関心事項 Concern(懸案事項・気になっていること・手を打たなければならないことなど)を列挙するとどうなるか」
  • 「これらの案件のどこから手をつけるのか(優先順位)」(重要度・緊急度・拡大傾向から判断する)
  • 「優先順位の高い課題をどの思考方法で分析するか」
  • 「優先する課題に、抜け・漏れはないか」

以上、問題解決のひとつのアプローチの仕方について解説してきました。
さらに関心のある方は『問題関心の思考技術』(日本経済新聞社)『質問力』(同)『日本流ロジカル思考の技術』(PHP出版)などをお読みください。

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