2015年9月2日水曜日

132:「失脚」ということについて

最近、ほとんど死語となってしまった日本語に「失脚」がある。
広辞苑の定義によれば「立場を失うこと。要路の地位を失うこと。」とある。


先日、「村上ファンド」の経営者であった村上氏についての報道がなされた。


刑事責任を問われ、執行猶予付きではあったにせよ、経済犯としての有罪判決が出た人物。
この人物が経済界に復帰したということが堂々と報じられた。


私はこのことに疑問を持つ。
犯罪者が堂々と経済界に復帰をするということが許される社会で良いのだろうか。


先進経済国として、これはどうなのかと思う。


この村上氏は、東大法科卒で、通産官僚だった人物である。
村上氏個人に対して恨みはないが、国の税金で教育を受けた人間は、それなりの自覚を持って各界で活躍してもらいたいものだと思う。

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